ヤクルト貯金8!さすが宮本、ベテランの一撃!

[ 2011年5月16日 06:00 ]

<横・ヤ>6回無死一、三塁、左前適時打を放ち、飯田コーチ(左)とグータッチする宮本

セ・リーグ ヤクルト5-3横浜 

(5月15日 横浜)
 心は熱く、頭は冷静に。同点の6回。無死一、三塁でヤクルト17年目のベテラン宮本は感覚を研ぎ澄ました。

 中前打の先頭・畠山に代走・福地が起用され、バレンティンの中前打でつないだチャンス。

 「(小川監督が)畠山を代えてまで点を取りにいった。完全に勝負にいっていると思った。これは勝負せないかんと。より集中しなければと意識した」

 熱い心で指揮官の決断を受け止め、冷静な目で敵軍を観察。併殺狙いのシフトで相手の二遊間が前進守備でないことを確認。三塁走者・福地の俊足なら内野ゴロの間に生還できると読んでの「ショートゴロを打ちにいった感じ」。リーグ2位の得点圏打率・545の勝負強さで抜けたスライダーを見逃さず左前勝ち越し打。小川監督の采配を形にしてみせた。

 40歳5カ月で4月度の月間MVPを初受賞。チームをけん引しながら、リーダーシップはグラウンド外にも及ぶ。東日本大震災ではいち早く義援金500万円を寄付し、開幕問題は前選手会長として選手会を支えた。20、21日楽天戦(Kスタ宮城)には宮城県気仙沼市で被災したPL学園の後輩を招待しており「できるだけのことはしたい」と話した。

 今季25試合30安打はシーズン172安打ペース。通算2000本安打まであと138安打だ。入団当初を知る伊勢総合コーチは「当時は2割2分の打者。本人の節制と努力のたまものだね」と称えた。宮本自身は「とにかく優勝したい」とフォア・ザ・チームを重視する。チームは今季最多の貯金8。由規、増渕ら若手が成長するヤクルトで、ベテランの存在は欠かせない。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2011年5月16日のニュース