イチロー“消えた”三振…中止早くも昨季超え

[ 2011年5月16日 06:00 ]

インディアンス戦の初回、空振り三振に倒れたマリナーズのイチロー。試合は1回途中で降雨ノーゲームに

ア・リーグ マリナーズ(ノーゲーム)インディアンス

(5月14日 クリーブランド)
 全米の異常気象が大リーグを直撃している。14日(日本時間15日)のインディアンス―マリナーズ戦は、1回裏2死一、二塁で降雨ノーゲーム。昨年はシーズン全体で21試合だった中止が、今季は開幕1カ月半で23試合となった。イチロー外野手(37)は第1打席で空振り三振も記録は無効。6連敗中のマ軍にとっては恵みの雨となった。また、カブスの福留孝介外野手(34)はジャイアンツ戦に先発したが、7回途中降雨コールドで敗れた。

 激しい雨が、苦しむマリナーズに休養を与えた。イチローが右翼の守備に就いていた初回2死一、二塁、試合開始わずか15分で降雨中断。天候は回復せず、2時間待った末にノーゲームとなった。6連敗の悪い流れを断ちたい選手は早々に宿舎へ移動。一方、中地区首位のイ軍マニー・アクタ監督は「今後の日程を考えればダブルヘッダーは避けたい。できればやりたかった」と嘆いた。

 マ軍は泥沼の6連敗中で、借金は7。しかも、ここ2試合はいずれも逆転サヨナラ負けと、フラストレーションがたまる戦いが続いていた。この日も、イチローは第1打席で新人右腕ホワイトと対戦したが、外角のチェンジアップに空振り三振。チーム状況が悪いだけに、雨をプラスに捉えるしかない。

 例年、4月は東海岸が悪天候に見舞われることが多いが、今年は全米中で天候不順が続いている。11日にはデンバーでのロッキーズ―メッツ戦が雪で中止となった。この試合が早くも23試合目の中止で、昨季の21試合を上回っている。大リーグ関係者も「異常事態。後半の過密日程は避けられない」と話す。

 現時点では、代替試合は両軍が空き日となっている8月25日が有力だが、15日もクリーブランドの降水確率は70%。2日連続で流れた場合はダブルヘッダーが組み込まれるのは確実だ。5月に入り3勝8敗のマ軍。天候同様に不安定なチーム状況を劇的に変えるカンフル剤が欲しい。

 ◆今季の日本選手と雨

 ☆黒田(ドジャース) 4月9日のパドレス戦で先発予定も、前日の同カードが2―2の9回表で降雨サスペンデッドとなり、試合前に変則ダブルヘッダーとして組まれた。第1試合は午後5時半から再開し延長11回の末、4―2で勝利。黒田は試合開始が30分遅れたが、8回2/3を6安打無失点で勝利投手。

 ☆松坂(レッドソックス) 5月4日のエンゼルス戦で延長13回にメジャー初の救援登板。試合は雨で途中、2時間35分中断したため、登板は日付が替わった午前2時27分。1回を3安打2失点で敗戦投手となった。

 ☆松井(アスレチックス) 5月11日のレンジャーズ戦は0―7と大量リードを許すも、4回表終了後、雨のため2時間14分の中断後にノーゲーム。松井は空振り三振と一ゴロだったが、記録も流れた。再試合は7月7日に行われる。

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