谷繁23年連続本塁打!王、立浪超えた歴代2位

[ 2011年5月14日 06:00 ]

<神・中>7回1死一塁、谷繁は左越えに今季1号

セ・リーグ 中日4-2阪神

(5月13日 甲子園)
 足かけ23年。今年も谷繁にアーチが出た。2点リードの7回に左翼席へ今季1号2ラン。大洋(現横浜)でスタートしたプロ1年目から23年連続の本塁打に「自分はホームランバッターじゃないので意識したことはないが、素直にうれしいです」と白い歯をこぼした。

 通算211本目。ルーキーイヤーから23年連続の本塁打は王貞治(巨人)、立浪和義(中日)を抜く大記録だ。この2ランだけでなく、この日もリードや守備面で随所に存在感を発揮した。先発ネルソンの7回1失点の好投を演出して試合の流れを引き寄せ、登板間隔が空いて制球に苦しむ2番手浅尾も最少失点で踏ん張らせた。「1打席1打席の積み重ねがたまたま23年連続になった」。謙虚な不惑の正捕手は、やっぱりチームに欠かせない存在だ。

 ≪最高は野村の25年≫谷繁(中)が今季1号を放ち、入団した89年から23年連続で本塁打を記録。連続シーズン本塁打のプロ野球記録は野村(西)の25年で、23年は張本(ロ)、門田(ダ)と並ぶ歴代2位タイ。昨年まで22年で並んでいた王(巨)、大島(日)、立浪(中)を抜いた。

 ▼中日・落合監督(投打がかみあっての勝利にも)まだ22試合。長い目で見ている。

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2011年5月14日のニュース