不振の鉄平1号がV弾…それでも貧打変わらず

[ 2011年5月12日 06:00 ]

<楽・日>6回、鉄平が右越えに決勝ソロを放つ

パ・リーグ 楽天1―0日本ハム

(5月11日 Kスタ宮城)
 打撃不振の楽天・鉄平が、値千金の今季1号ソロで虎の子の1点を挙げた。6回2死から、武田勝のスライダーを右翼スタンドへ。肩口から入ってくる球に腕を畳んで、最後は右手一本で押し込む鉄平らしいスイングだった。

 開幕から調子が上がらず、この打席まで打率・194に低迷。久しぶりの快音に「今年は感触がいいことがないので、スタンドに入ってよかった」と表情を緩めた。

 星野監督は、得点力不足のチームに荒療治を行った。開幕から全試合に先発出場していた打率・173の岩村を、今季24試合目で初めてベンチに置いた。チームの連敗は4で止まったが、得点は鉄平の一発だけで46イニングタイムリーなし。13試合連続1桁安打と球団ワーストを更新するなど、荒療治の効果は表れず指揮官は「打線がもう少し点を取って、投手を楽にさせてくれればいいのだけど」と注文を忘れなかった。

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2011年5月12日のニュース