試合できず、ドタバタ帰京…北陸珍道中にぐったり

[ 2011年5月12日 06:00 ]

急きょ富山空港からJR富山駅へ移動し、電車の到着を待つヤクルトの選手たち

 ヤクルトは中日との北陸シリーズが2試合連続で雨天中止となり、ドタバタで帰京した。午後1時に中止決定。チーム本隊は午後2時50分発の帰京便に合わせて富山空港へ移動したが、視界不良で搭乗予定の機体が着陸できずに欠航。急きょ富山駅に戻って、特急と新幹線を乗り継いで陸路で戻るプランに変更した。

 「こればかりは仕方ない。長旅に備えて食べ物を買っておかないと」。JR富山駅で弁当店に立ち寄った小川監督も苦笑いだ。8日の広島戦(松山)後はチャーター便で北陸入りしたが1試合もできなかった。さらに空路なら1時間のところ、電車では越後湯沢経由で3時間以上もの時間を要したナインはぐったり。移動便の次の午後5時15分発も欠航になる可能性が高かったため電車に切り替えたが、結局は予定通りに運航されるなど運にも見放された。

 通算100勝に王手をかける石川は2試合連続スライド登板に「記憶にはないですね」。13日の横浜戦(横浜)で大台到達を狙うが「いい意味でリフレッシュできたと考えたい」と話した。4日間も実戦から遠ざかるチームにとって、とんだ北陸珍道中となってしまった。

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2011年5月12日のニュース