イチロー 雑念自覚し会心の適時打

[ 2011年5月6日 14:10 ]

レンジャーズ戦の1回、オリボの三ゴロでタッチアウトとなるマリナーズのイチロー。三塁手ベルトレ

マリナーズ3―1レンジャーズ

 マリナーズのイチロー外野手は5日、シアトルでのレンジャーズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数2安打1打点だった。内容は左前打、一飛、左飛、左前打(打点1)で打率は3割1分1厘。チームは3―1で勝った。

 2―0の7回2死二塁、イチローは低めにきた145キロをライナーで左前へ。ウェッジ監督が「あの1本は大きかった」と振り返った適時打で、昨季リーグ優勝チームからの白星に貢献した。

 この打席、2ボールとなったところで相手投手コーチがマウンドへ向かった。歩かされるか、勝負なのか。「それ(意識の遮断)をしようと思っている間はそのレベルに達していない」。敬遠の可能性を考え、そこで生じるわずかな“雑念”を自ら自覚したイチローが放った会心の一打だった。(共同)

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2011年5月6日のニュース