チャンスに強い小笠原 得点圏打率は落合監督に次いで2位

[ 2011年5月6日 08:27 ]

巨人・小笠原2000安打達成

 チャンスになるほど真価を発揮する。巨人・小笠原は打者としての理想形をこれまで体現してきた。走者を二塁以上に置いた場面での通算得点圏打率は・322。通算2000安打以上の打者で打率3割を超えているのは小笠原を加え9人と少ない。この中で明細の不明な川上を除く8人の得点圏打率を調べた。結果、小笠原は落合の・334に次いで2位。今季は得点圏で18打数2安打と不振だが、それでも通算打率で上をいく若松(・302)、張本(・314)をしのいでいるのだから価値が高い。

 年度別の得点圏打率は02年から昨年まで9年連続3割以上と安定。日本ハム時代の通算得点圏打率は・319だったが、巨人移籍後は・327に引き上げている。通算400本塁打にはあと29本。2000安打をクリアし、「通算打率3割、400本塁打」は張本、王、長嶋、落合の殿堂入り4選手しかいない。打撃の正確さに加えて長打力も兼備しないとできないこの記録。こちらも手が届くところまで近づいている。

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2011年5月6日のニュース