被災地にも球音!岩手で春季高校野球大会開幕

[ 2011年5月5日 06:00 ]

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県で震災後初の高校野球の公式戦となる春季岩手県大会地区予選は4日、津波被害を受けた沿岸北部の久慈地区でも始まった。

 入場は無料とされ、第1試合の種市―大野戦の前には犠牲者へ黙とうがささげられた。第2試合には北部で最も被害が深刻な野田村にある久慈工が登場。避難所から被災者も観戦に訪れ声援を送る中、久慈に13―12でサヨナラ勝ちした。兼田智監督(46)は「(地元の人には)いつもお世話になっている。勇気づけたかった」と感謝。三上雄輔主将は「諦めずに最後までプレーした。勝ててよかった」と笑顔を見せた。

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2011年5月5日のニュース