西のユウちゃんも持ってる!西、7回1安打零封

[ 2011年4月25日 06:00 ]

<オ・西>2勝目を挙げファンとハイタッチするオリックス・西 

パ・リーグ オリックス5-3西武

(4月24日 京セラD)
 「西のユウちゃん」がまた快投だ。2点差まで詰め寄られた9回。7回無失点でマウンドを譲った西は、ベンチで宙を見上げながら勝利を願った。抑えの岸田が苦しみながらもリードを守り、今季2勝目。「きょうは結構、緊張しました。良かったです、勝って」。初めての本拠地でのお立ち台。日本ハム・斎藤と同じ「ユウキ(勇輝)」の名を持つ20歳の顔は安ど感に包まれた。

 5回2死で高山に二塁打を許すまで無安打。2死球を与えるなど強気の内角攻めの一方で、外角への変化球が決まり、7回までこの1安打だけに抑える堂々の投球だった。岡田監督は「満点よ。ヒット1本打たれたから代えやすかった。もしゼロだったら悩んでいたかも分からんよ」と独特の表現で喜んだ。

 これでチームは今季4カード目にして初のカード勝ち越し。昨季、最多勝に輝いたエース・金子千を欠く中で獅子奮迅の活躍を続けるが「一人で勝ったとは思っていないし、欲を出すレベルにありません」。西のユウちゃん。その輝きは本家にも決して負けてはいない。

 ▼オリックス李スンヨプ(6回1死二塁、右中間二塁打で6試合ぶり打点)これまでチャンスで打つことができず、チームに迷惑を掛けていた。

 ▼オリックス後藤(北川のバントで二塁から本塁に生還)ホームベースが空いていた。捕手が一塁を向いていたからいけると思った。

 ▼オリックスT-岡田(7回に右前適時打。4試合ぶり打点)いい追加点になりました。しっかりコンパクトにバットを振ろうと思った。精神的に少しは楽になりました。

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2011年4月25日のニュース