主将に続き守護神も…山口、左胸の張りで抹消

[ 2011年4月24日 06:00 ]

険しい表情でフェンス沿いを走る山口

 巨人の山口鉄也投手(27)が23日、左胸の張りのために出場選手登録を抹消された。

 過去3年間で213試合に登板した鉄腕左腕は今季、守護神として開幕を迎えたが15日の広島戦(マツダ)、19日の阪神戦(甲子園)と2試合で救援に失敗。20日は体の張りと精神面の疲労からベンチを外れ、22日に都内病院で精密検査を受けていた。

 原監督は「本来のコンディションではない。少し時間を与えて、早めに戻って来ることを祈っている」と説明。東京ドームで走り込み中心のメニューをこなした山口は07年10月以来4シーズンぶりとなる出場選手登録抹消について「たまに(張りは)あった。万全にして戻ってきたい。最短?そうですね」と話した。

 クルーンが抜けた今季は、守護神最有力候補だった新外国人のアルバラデホが不調。開幕直前に山口がクローザーに指名されていた。川口コーチは「(張りは)軽いもの。10日くらいで戻れると思います」と軽症を強調したが、今後の調整次第では最短10日での復帰が延びる可能性はある。同コーチは「痛いですよ。そりゃあ痛いです」と頭を抱えた。

 24日は調整不足で開幕2軍だった越智が1軍練習に参加。状態次第で昇格が決まる。川口コーチは山口の代役については「臨機応変に考えないと」として、ここまで2セーブのロメロを中心にアルバラデホ、久保ら試合状況に合わせて日替わりで任せる方針だ。阿部主将に加えて、守護神まで不在。チームスローガンでもある「結束」で乗り越えるしかない。

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2011年4月24日のニュース