松井、貫禄の「怪人」討ちも…2戦連続零敗

[ 2011年4月24日 06:00 ]

<マリナーズ・アスレチックス>悔しそうにグランドをみつめベンチを去る松井

ア・リーグ アスレチックス0-4マリナーズ

(4月22日 シアトル)
 アスレチックスの松井が剛腕新人ピネダに貫禄の一打を浴びせた。

 4回には97マイル(約156キロ)の内角球を三邪飛に倒れたが、6回には外角高めの初球94マイル(約151キロ)を、イチローの守る右中間へ。3月7日のオープン戦で空振り三振に倒れて以来の対戦には「その時のことは覚えていない」。しかし、イチローが「怪人みたい」と評したドミニカンを「前回対戦した時に素晴らしい打者だと思った。(安打は)外に抜けてしまった」と縮み上がらせた。

 松井の安打も実らず、2戦連続の零敗。自身は1戦目に出場しなかったものの、2戦とも長打ゼロと貧打は深刻だ。チーム防御率が2・60で30球団中1位なのに対し、得点数は同28位。長打量産が期待されている背番号55は「負ける時はこういう形が続いている。何とかしたい」と同一カード3連敗阻止を誓った。

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2011年4月24日のニュース