東京ドームで節電テスト「問題ない」と原監督

[ 2011年4月23日 19:45 ]

節電対策で照明を暗くして行われた東京ドームでの練習で、キャッチボールする巨人・内海

 プロ野球巨人は23日、東京ドームの照明を暗くするなどの節電対策を実施した上で全体練習を行い、安全性などを確認した。練習後、原辰徳監督は「できると確信した。プレーには問題ない」と語り、坂本勇人内野手も「あまり気にならなかった」と感想を述べた。

 東日本大震災の影響で4月中は東京ドームでの試合を自粛しており、5月3日の阪神戦から開催する。

 練習開始は午後1時で、球団によるとキャッチボールなどは平常時の半分の消費電力で始め、フリー打撃は75%程度で行った。コンコースの照明も減らす中、スタンドに飛び込む打球が客席から視認できるかなども確認した。24日もテストを続ける。原沢敦球団副代表は「お客さんの安全性と選手のプレーを節電と両立しないと」と説明。

 東京ドームでは5月11日の横浜戦から段階的に発電機を導入し、夏場のピーク時には自家発電で約25%を賄うという。目標とする開催時の消費電力の4割減について原沢副代表は「クリアできるんじゃないか」と見通した。

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2011年4月23日のニュース