由規、3安打完封!東北に届ける1勝目

[ 2011年4月20日 19:14 ]

完封で今季初勝利を挙げ、ファンの声援に応えるヤクルト・由規

セ・リーグ ヤクルト1―0中日

(4月20日 神宮)
 仙台市出身のヤクルト・由規が中日打線を3安打完封。「絶対に勝つ気持ちが強かった」の思いが好投につながり、そしてサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 初回1死から3連続四球で満塁のピンチを背負ったが、そこで「開き直った」という。ブランコにはオール直球勝負で併殺打に仕留めると、9回まで123球で投げ抜いた。劇的な幕切れに、お立ち台では「まだかなり興奮している」と気持ちの高ぶりを隠せなかった。

 13日の巨人戦は力みが目立ち6回3失点。両親の前で、リベンジを誓ってのマウンドだった。「これで終わっちゃいけない。一つでも多くの勝利を届けられるように頑張りたい」と決意を新たにする。東日本大震災で苦しむ東北のために…21歳の特別な1年がスタートした。

続きを表示

2011年4月20日のニュース