メンタル修正 崖っ縁で好投した松坂「ようやくスタート切れた」

[ 2011年4月19日 10:39 ]

笑顔で記者の質問に答えるレッドソックス・松坂

レッドソックス9―1ブルージェイズ

 レッドソックスの松坂大輔投手が18日(日本時間19日)、ブルージェイズ戦に先発し7回を1安打無失点。二塁を踏ませぬ好投で今季初勝利を挙げた右腕は「ようやく先発投手としてのスタートを切れて良かった」と喜んだ。

 前回は3回もたず7失点KO。ファンのブーイングを浴び、米メディアは「トレードの時が来た」と放出論を展開した。「これが駄目だったら次はない、という気持ちはあった」と、悲壮な覚悟で臨んだ今季3試合目。コースを丁寧に突く投球で、21のアウトのうち、14が飛球。三振は少なくても、相手に思うようなスイングをさせなかった。

 走者は安打と四球の2人だけ。松坂は見違える投球をもたらした最大の要因にメンタル面を挙げた。「いろいろ見たり、聞いたり、言われたりして考え過ぎていた。やれることをやって試合に臨んで、駄目だったら仕方がないとシンプルに考えて練習できた」。日米通算2千投球回を超えた節目の登板を勝利で飾り、ホッとした表情を見せていた。(共同)

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