和田に新応援歌誕生…本拠登板前にお披露目

[ 2011年4月19日 06:00 ]

試合の登場曲を作ってもらった「THE イナズマ戦隊」のボーカル・上中丈弥と投球ポーズをとる和田(左)

 ソフトバンクの和田毅投手(30)に応援歌「たんぽぽ」が完成し、今季の本拠地初登板初先発となる19日の楽天戦(ヤフードーム)でマウンドに上がる際に初披露される。同曲は和田がマネジメントを委託するソニー・ミュージックアーティスツに所属する4人組の人気ロックバンド「THE イナズマ戦隊」が、和田のために書き下ろした。

 オフに事務所関係者を通じて自分をイメージした楽曲の提供を同バンドに依頼。完成したのが「たんぽぽ」で、たくましく生きる男の歌だ。「踏みつけられても起き上がるってのは 生まれつきの コレ才能なのさ」の歌詞は、浜田高(島根)時代に上腕三頭筋を断裂するなど挫折も栄光も味わった和田の野球人生にシンクロしている。それだけに、和田は「自分のイメージにぴったりの歌」と評する。

 そして、どうしても聴いてほしい人がいる。「僕自身、元気をもらえる歌ですし、この歌詞で被災地の方に勇気を届けられたらとも思う」。アスファルトの裂け目から芽を出すなど生命力が強く、甚大な被害を受けた被災地でも咲いた「たんぽぽ」。被災者の心に本当の「春」が来る日まで、和田はこの歌とともにチームの勝利と日本の復興を願い、一球一球に魂を込める。

 ◆THE イナズマ戦隊 97年に札幌で結成されたボーカル・上中丈弥(32)、ギター・山田武郎(32)、ベース・中田俊哉(32)、ドラム・久保裕行(33)の4人組ロックバンド。03年2月に「月に吠えろ」でメジャーデビュー。2作目のシングル「応援歌」は同バンドの代表作。また、関ジャニ∞の「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」などの楽曲を手がけている。和田の入場曲「たんぽぽ」は19日、「レコチョク」で配信される。

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