“節電ルール”初適用…巨人9回打ち切りドロー

[ 2011年4月16日 06:00 ]

<広・巨>3時間半を超え、9回で終了したスコアボード

セ・リーグ 巨人4―4広島

(4月15日 マツダ)
 9回裏の広島の攻撃が終了した瞬間、スコアボードの時計の針は9時33分を指していた。試合開始から3時間33分。東日本大震災の影響で節電のため今季導入された試合開始から3時間30分を過ぎて新しい延長回に入らないというルールが初めて適用された。ただ、原監督から恨み節は聞かれなかった。

 「細かいことを言うといろいろあったけど、総力戦の中で4―4の引き分けだった。現状、そういうところ」。1点リードの8回、4番手・ロメロが1死からの四球をきっかけに同点に追いつかれる。それでも9回に脇谷の左翼線適時二塁打で勝ち越し、新守護神・山口に託した。だが、2死走者なしから石井に四球。代走の赤松に二盗を許し、梵に中前に同点適時打を運ばれた。山口は「四球ですね。調子は普通だったんですけど…」と肩を落とした。

 ただ、指揮官は同点に追いつかれた救援陣より、「6回(1死満塁)の場面で何とか1点をというのが…。うまくいかないね」と拙攻を嘆いた。

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