責任感は人一倍 嶋 値千金弾は「悪いことをした」の気持ちから

[ 2011年4月12日 16:35 ]

7回楽天2死一、三塁、勝ち越しの3ランを放ちガッツポーズする嶋

楽天6―4ロッテ

(4月12日 QVCマリン)
 先制点を取られたのは俺のせい。どうしても打ちたい。人一倍責任感が強い、楽天選手会長の嶋が放った7回の3点本塁打で、楽天は開幕戦を2年ぶりに白星で飾った。

 「東北のみなさんと一緒に戦っている。その気持ちが球に乗った」と試合の流れを一気に引き寄せた1号弾を振り返った。

 4回、ロッテ・荻野貴の足にかき回された。二盗を許した上に、金泰均の三ゴロで本塁に突っ込んできた際に本塁で交錯。岩村からの送球を後逸し、先制点を許した。その際に指を負傷。痛みはあったが強行出場した。

 それもこれも「岩隈さんにもチームにも悪いことをした。なんとかしたい」の気持ちだったから。ロッテ先発の成瀬の前にほぼ完璧に抑えられた中での値千金弾に、ベンチの星野監督も思わず拳を挙げて喜びを表した。

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