プロ9年目の大役…木佐貫「意気に感じます」

[ 2011年4月10日 06:00 ]

 肉はよく焼いてから食べよ!オリックスの木佐貫洋投手(30)が、開幕投手を争った朴賛浩(パクチャンホ)から長いシーズンを戦い抜く“金言”を授けられていた。9日、神戸サブ球場で投手の指名練習に参加。ソフトバンクと激突する12日の開幕戦(京セラドーム)に先発することを初めて明かした右腕は「意気に感じます」と決意を語った。

 年間通して活躍するには食生活の充実は欠かせない。メジャー通算124勝を誇る同僚右腕の言葉はさらなる飛躍のキッカケとなるかもしれない。今月2日、朴賛浩と焼き肉店に食事へ出掛けた際、こう伝授された。「登板の後は免疫力が下がるから、肉はよく焼いてから食え」と-。互いの投球論を熱く語り合うどころか、食に関する話題に集中したという。

 手の内を公開する余裕も自信の表れといえるだろう。「本多、川崎選手を塁に出すと、しんどくなる。インサイドも狙って投げたい。膝元のスライダーはおもしろいかも」。昨季までオリックスに在籍したカブレラについても「頭がいい選手。ばかし合いになってくる」と力強く話した。

 プロ9年目にして初めて射止めた開幕投手の座は5日に岡田監督から告げられた。栄えある大役を務める12日は両親や夫人の両親も“緊急来阪”する。例年、シーズン開幕日は木佐貫家の食卓にはタイが並ぶ。「(当日は)タイを食べると思います。“焼き”でいくと思います」。相手打線を料理する準備は着々と進んでいる。

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2011年4月10日のニュース