風ニモ負ケナイ…斎藤、河川敷で「屋外登板」予行

[ 2011年4月10日 06:00 ]

練習の合間に髪型を直す日本ハム・斎藤

 日本ハムのドラフト1位腕、斎藤(早大)が10日、開幕前最後の実戦調整登板としてイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に先発する。

 同グラウンドは荒川に隣接しており、河川敷特有の強風が土手から吹き下ろす。さらに、斎藤にとっては2月26日のロッテ戦(名護)以来となる屋外試合とあって、取り巻く環境としては厳しいものとなるが「河川敷で試合したことはないが、プロならば対応していかないと駄目」と本人は対応力の必要性を説いた。

 斎藤はチームと離れて千葉・鎌ケ谷で32球のブルペン投球。札幌ドームで全体練習を行った梨田監督は、あらためて17日のロッテ戦(札幌ドーム)でプロデビューさせることを示唆したが、シーズンを通して先発定着するには幕張の潮風で有名なQVCマリン、ほっと神戸、Kスタ宮城などでの登板も避けられない。「マウンドによって直球が伸びたり垂れたりする。横や縦に曲がるときもある。外の球場ならば風もあるだろうが、うまく合わせながら投げたい」。黄金ルーキーはデビュー戦だけでなく、シーズンを通した戦いを見据えている。

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2011年4月10日のニュース