48年ぶりの島袋 4三振も差を痛感「簡単に空振りしない」

[ 2011年4月5日 15:04 ]

<東都大学野球 駒大-中大1回戦>先発した中大の島袋

東都大学野球春季リーグ戦 1回戦 中大2―4駒大

(4月5日 神宮)
 昨年の甲子園で興南(沖縄)のエースとして春夏連覇を果たした中大の島袋洋奨投手(1年)が駒大戦で先発デビューを果たしたが、4回2/3を投げ、5安打4三振2四球3失点で降板。敗戦投手となった。中大の1年生開幕投手は1963年(昭38)に高橋善正現監督が投げて以来48年ぶり。

 初回は制球に苦しみ、2死から失策絡みで先制を許すなど不安定な立ち上がり。2回からは立ち直る気配も見せたが、駒大打線が3巡目に入った5回、2死から適時打を浴び同点とされると、味方の失策で逆転され悔しい降板となった。

 開幕試合先発という大役に「楽しみな1日だったけれど、ピッチングがピッチングなので悔しい1日となってしまった」と唇をかんだ島袋。課題は自分でもわかっている。「変化球でストライクを取れなかった。簡単に空振りしないのは高校と大学の差。取りたいところで取れなかった」と甲子園でおもしろいように三振を奪った左腕も1ランク上の野球があることを痛感した。

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2011年4月5日のニュース