アジアS参加前向き リーグ王者以外の参加も視野

[ 2011年4月5日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が4日、都内の日本野球機構(NPB)事務局で開かれ、3年ぶりに台湾で復活開催されるアジアシリーズ(11月11~15日)への参加を前向きに検討することで一致。

 日本シリーズが11月12日開幕に延期されたことで日程が重複するが、リーグ王者以外の参加も視野に入れて今月中にもアジアシリーズ運営委員会で協議することになった。

 4月12日セ、パ同時開幕に延期された公式戦日程は両リーグ理事会で承認され、実行委で確認。東京電力、東北電力管内で4月中は自粛するナイターは5月以降は基本的に発表済みの球場、時間で開催する。また第2戦が東京ドーム、第3戦がQVCマリンで行う予定のオールスター戦は東京電力管内の電力事情が厳しくなる場合を想定して球場変更などもNPBが検討する。日本シリーズについてはNPBが12球団にあらためて球場確保を要請。今後は各球団ごとに球場と交渉を進め、ドラフト会議は予定通り10月27日の開催を確認した。

 ≪「がんばろう!日本」のロゴマーク発表≫NPBは、東日本大震災への支援を誓ったスローガン「がんばろう!日本」のプロ野球共通ロゴマークを発表した。文字はゴシック体で「!」に野球のボールをあしらったシンプルなもので、色は特に指定せず、各球団のカラーに応じて変更できる。12球団はセ・パ両リーグの公式戦開幕となる12日からヘルメットに貼付。ポスターやステッカーなど、幅広い活用をはかる。NPB・平田稔広報部長は「マークはこれに決めたが、問題は支援の中身だ」と話した。

 ▼日本ハム・島田利正球団代表 日本シリーズは各球団の問題。球場事情によって日程をずらすなど柔軟に対応しないと難しい。

 ▼中日・西脇紀人管理担当 ナゴヤドームもイベントスケジュールが入っているが、変更してもらえるよう交渉してクライマックスシリーズ、日本シリーズを行えるように確保したい。

 ▼西武・飯田則昭球団専務 日本シリーズはすでに使えない球場がある。球団ごとに対応していくということ。

 ▼ロッテ・石川晃運営本部長 日本シリーズはオーナー会議で決めたこと(11月12日開幕へ延期)を守るということ。臨機応変に対応していくしかない。

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2011年4月5日のニュース