不思議そうなイチロー 松井を補殺「普通に投げればアウトになる」

[ 2011年4月4日 08:55 ]

マリナーズ戦の2回、三塁を狙ったアスレチックス・松井(右)は右翼・イチローの送球でタッチアウト

 マリナーズのイチローは3日、オークランドでのアスレチックス戦に「1番・右翼」で出場し、3打数1安打だった。内容は左前打、遊ゴロ、四球、投ゴロで試合は1―7で敗れた。

 二塁からタッチアップし、必死の形相で三塁を狙ったアスレチックスの松井を、右翼からの送球が楽々と追い越していく。二回に今季初補殺を記録したマリナーズのイチローは「僕がランナーでも迷うところ。たぶん行かないんじゃないの」と冷静に振り返った。

 直前に松井が日米通算2500安打を記録していた。祝福ムードに包まれていた敵地の空気をこの一投で静めたが、イチローに特別な思いはなかったようだ。
 「普通に投げればアウトになる。実際、すごく(ボールに指が)掛かったわけでもないですし」。10年連続ゴールドグラブの名手は、挑んできた松井に、やや不思議そうな表情だった。

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