パが4月中の日程変更発表…Kスタ4・29開幕戦へ

[ 2011年3月31日 06:00 ]

 パ・リーグは30日、開幕延期に伴う4月中の日程変更を発表した。16日のパの理事会では4月12日への開幕延期と、4月中の東京電力・東北電力管内でのナイター自粛を決定。これに伴い、本拠のKスタ宮城が被災した楽天の代替球場を含め大幅に日程を変更した。今季全日程はセとともに4月4日の実行委員会で承認を得て発表される。

 Kスタ宮城での楽天主催試合は4月15日からのオリックス3連戦が甲子園、同22日からの日本ハム3連戦はほっともっと神戸に変更。甲子園でパ球団が主催試合を行うのは初となった。同29日からのオリックス3連戦は楽天が復興目標としているため、午後1時開始の上で開催地はKスタ宮城のまま発表した。

 西武は電力消費を考慮して西武ドームのデーゲームも自粛。主催5試合のうち12日からの開幕2連戦は札幌ドームでの日本ハム主催に振り替え、26日からの楽天3連戦は皇子山で2連戦に。皇子山での公式戦は初となる。ロッテは本拠でのナイターを全て午後1時開始とした。5月以降のナイター開催は電力事情を見て判断する。なお5月31日、6月1日のオリックス―横浜の交流戦は日程消化優先でほっともっと神戸から京セラドームに変更された。

 <復旧工事順調>4月29日からのKスタ宮城での試合開催に向けては、既に22日から復旧工事がスタート。米田純球団代表は「今のところ順調と聞いています。引き続き安全に注意しながら進めていきたい。選手、地元の方のためにも仙台で試合をしたい思いが強い」と現状を説明。星野監督も「ユニホームで仙台に帰るわけだから、ある意味初陣の日。貯金をつくって帰りたいな」と話した。

 <西武VS楽天は皇子山>西武は4月26日からの楽天3連戦の球場を西武ドームから皇子山に変更し、2連戦に組み替えた。当初は埼玉県内での開催を検討したが、代替球場の都合がつかず断念。同29日から仙台での主催試合開催を目指している楽天に配慮して、3日目は移動日とした。「楽天さんが翌日からデーゲームなので」と飯田則昭球団専務。また、同専務は5月3日からのロッテ3連戦をメドに、西武ドームでの主催試合開催を目指す方針も示した。

続きを表示

2011年3月31日のニュース