東北が6時間かけ仙台に帰郷「もう一度、応援を」

[ 2011年3月30日 06:00 ]

<東北高・宿舎出発>本紙を見つめ笑顔の東北ナイン (大阪市内ホテル)

第83回選抜高校野球

 胸を張って地元に戻った。初戦敗退した東北(宮城)が29日、宮城県仙台市に帰郷した。

 震災の影響で仙台空港が使用できないため、大阪空港から福島空港を経由し、約6時間をかけて同日午後2時45分頃に、バスで保護者ら約30人が待ち受ける同校に到着した。主将の上村は「自分たちのできることをやるので、もう一度、応援をよろしくお願いします」とあいさつ。夏への決意を新たにした。

 19日に甲子園に向けて仙台市を出発したナインは、10日ぶりに地元に戻った。上村は「もう1試合見せたかったが、被災地の人に“元気をもらった”と言ってもらえたのならうれしい」と表情を緩めた。

 五十嵐征彦監督は「練習よりもすぐに活動を再開したい」と被災地でのボランティアを最優先する意向で、「微力だと思うけれど、今まで支えていただいた方に恩返しをしたい。東北が先頭に立って復興に向けてやっていきたい」と力を込めた。今後は家屋で倒れた家具を起こしたり、津波による泥の除去作業の手助けなどをする。

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