報徳学園、まさか…永田監督「心配が全部出た」

＜報徳学園・城南＞初戦敗退し引き揚げる田村（中）ら報徳学園ナイン

第８３回選抜高校野球 報徳学園５－８城南

（3月27日 甲子園）
　昨夏甲子園４強の名門・報徳学園が初戦で姿を消した。昨夏は１年生ながら躍進に貢献した右腕、田村がまさかの８失点。「思いっきり腕を振ることが逆に力みにつながって制球が甘くなった」と試合後は悔しさを押し殺すように話した。

　直球は冬に重点的に行った下半身強化で球威を増していたが、高めに浮いて５回に４連続安打、９回は３ランを浴びた。「精神的に弱いことが分かった。メンタル面を鍛える」と厳しい表情で雪辱を誓った。守備も乱れた内容に永田裕治監督は「心配していたことが全部出た。守備力や振れないことといった課題が物凄く見つかった」と悔しげに振り返った。