楽天の島田オーナー セ、パ同時開幕希望

[ 2011年3月23日 20:02 ]

 プロ野球楽天の島田亨オーナーは23日、開幕戦の日程などを協議する26日のオーナー会議へ向けて「良識あるオーナーらで一致してくれるはず。一球団のオーナーとして、同時開幕が望ましい」と、セ・リーグの開幕再延期による両リーグ同時開幕を希望した。東日本大震災後、初めて訪れた仙台市で語った。

 22日に復旧工事が始まった本拠地の日本製紙クリネックススタジアム宮城の視察も行った。公式戦では消費電力を抑える必要性を認識しており「春と夏、秋で消費電力が違う。その中で一番ふさわしいものをどう選ぶか」と話し、試合開始時間を早めてナイターを減らす意向を示した。

 島田オーナーは4月29日に本拠地開幕を迎えることを目標としている。Kスタ宮城の損傷については「お客さまの安全を考えると、見えないところも点検しないといけない」と慎重に見守る姿勢だ。

 球場視察後に避難所に救援物資を届けた。宮城県の村井嘉浩知事とも会談し、Kスタ宮城の現状などについて報告。短い滞在時間で精力的に動き、東京への経由地となる山形へと向かった。

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2011年3月23日のニュース