九州国際大付の若生監督は被災した東北の元監督

[ 2011年3月23日 18:31 ]

第83回選抜高校野球1回戦 九州国際大付7―1前橋育英

(3月23日)
 東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた第83回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。開会式に引き続き1回戦を行い、第2試合では29年ぶり2度目の出場の九州国際大付高(福岡)が、春夏を通じて初出場の前橋育英高(群馬)に7―1で快勝した。

 九州国際大付高を率いるのは、被災地から出場している東北高(宮城)のOBで、同校の監督を務めた経験もある若生正広監督(60)。5回に大会新記録となる1イニング3本塁打を放つなど、打線が活発で2回戦に駒を進めた。この試合は東北高の選手たちも5回終了までスタンドから見守った。

 開会式では、東北高の選手たちを、同校で生徒会長を務める川名理玖さん(17)が先導し、プラカードを持った。

続きを表示

2011年3月23日のニュース