創部111年目の北海 エースと4番で平成の春初勝利

[ 2011年3月23日 17:10 ]

初戦を突破し、笑顔で駆けだす北海ナイン

第83回選抜高校野球1回戦 北海2―1創志学園 

(3月23日)
 創部111年の北海が創部2年目の創志学園を1点差で退け、88年(昭63)以来の選抜での1勝。平成に入って春初白星を挙げた。

 オール2年生軍団の創志学園に中盤以降押され気味だったが、2年生エース・玉熊が踏ん張った。「気持ちの面では常に強気を意識していた」という言葉とは裏腹に冷静なピッチングがさえた。球数108、四球0の省エネ投球。守備からリズムを作っていく「守り勝つ」野球を貫き「絶対打ってくれると信じていた」と打線の援護を待った。

 後輩の思いに応えたのが4番川越だった。1-1の同点で迎えた8回一死から、右中間スタンドへ叩き込んだ。「最初は入らないと思ったけど、打球がよく伸びてくれた」。先制タイムリーと合わせて全打点を挙げる活躍。「玉熊がすごいいいピッチングだった。自分が打つしかないと思った」と勝利に貢献できたことを喜んだ。

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