島田オーナー 仙台の本拠地開催「4月29日に間に合わせたい」

[ 2011年3月21日 21:40 ]

 プロ野球楽天の島田亨球団オーナーは21日、東日本大震災で被害を受けた仙台市の本拠地、日本製紙クリネックススタジアムで最初に行う公式戦について「4月29日に間に合わせたい」と話し、目標の日程を掲げた。

 球場内には水漏れなどがある可能性があり、修復工事が22日に始まる。島田オーナーは「(球場の)見た目はどうでもいい。お客さんの安全を担保できればいい。地元ファンの方にもっともふさわしい形で野球興行をするのが使命」と話した。

 チームは仙台市に戻れない中、当面の拠点となる神戸市に滞在しての練習が始まった。兵庫県西宮市の甲子園球場の室内練習場で約2時間半、汗を流した。

 オーナーが本拠地に戻る具体的な目標を掲げたことに岩隈久志投手は「プレーで伝えられることもたくさんあると思う。早く仙台でやりたい」と待ち遠しい様子。山崎武司内野手は「いい状態で仙台に帰って、勇気づけたい」と話した。

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2011年3月21日のニュース