パに助け合いの姿勢 トップ集合し節電対策即座に方針

[ 2011年3月21日 19:16 ]

 楽天の本拠地仙台が大きな被害を受けたパ・リーグは4月12日への開幕延期に続き、関東と東北での4月中のナイター取りやめなどの節電対策を決めた。日本プロ野球選手会などから非難を受けて開幕日を変えたセ・リーグに対し、各球団オーナーが集まって明確な方針を即座に打ち出した。

 レギュラーシーズンの144試合など全試合を消化するための日程編成は困難を極める。しかし、最大で20連戦も想定されるレギュラーシーズンや、クライマックスシリーズをやり遂げることを確認。節電策は、セが監督官庁と擦り合わせをしながら決めたが、パは独自につくり上げた。

 パの6球団には助け合いの姿勢が醸成されている。阪神大震災に遭ったオリックスの宮内オーナーは本拠地の京セラドーム大阪を貸し出す協力姿勢を明言した。

 楽天、ロッテ、西武に対して本拠地ヤフードームでの主催試合開催を持ち掛けているソフトバンクの笠井オーナー代行は「臨機応変に6球団が力を合わせ、この難局を乗り越えたい」と力を込めた。

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2011年3月21日のニュース