4回0封も 由規悲痛 まだ連絡取れない仲間が…

[ 2011年3月21日 16:08 ]

4回を投げ無失点と好投したヤクルト・由規

オープン戦 ヤクルト1―0オリックス

(3月21日 京セラドーム)
 ヤクルト先発の由規は4回を1安打無四球で無失点。仙台育英高出身の右腕は「やれることをやるだけ。勇気を与えられるように頑張っていく」と自分に言い聞かせるように話した。

 最速152キロを計測した速球に加えて切れ味鋭い変化球が決まった。安打は1回の先頭坂口に許した1本だけ。続く森山を併殺打に仕留めると、以降は一人の走者も出さず、「ゴロで打ち取る場面が多かったのが収穫」と手応えを口にした。

 大震災発生から10日たっても、連絡の取れない高校時代の仲間がいる。「なかなか切り替えるのは難しい。気になるのが正直な気持ち」と打ち明けた。21歳の由規が、心身ともに難しい調整と闘っている。

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2011年3月21日のニュース