イチロー　３打席目に４試合ぶり安打

パドレス戦の５回、後続の安打で生還したマリナーズ・イチロー

オープン戦 マリナーズ４―１パドレス

（3月20日 ピオリア）
　マリナーズのイチロー外野手はパドレス戦に「１番・右翼」で出場し、３打数１安打だった。内容は三ゴロ、遊ゴロ、左前打。６回の守備から退いた。チームは４―１で勝った。

　イチローが３打席目に左腕の外角カットボールを左前に運んだ。小さく、速く外へ変化した球だったが、よく踏み込んで三遊間を割った。１、２打席目とも反対方向への強い打球が野手の正面を突き、全体の内容は悪くない。安打は４試合ぶりだが、３打席で交代することがほとんどのオープン戦ならではだ。

　この日は６回に、捕手で先発出場したヒメネスが右翼にまわり、イチローは交代した。「いろんなポジションを守れる人が多いほど長いシーズンには生きる」というウェッジ監督は、まだ組み合わせを試している段階。レギュラー確定のイチローの打席数は少ないままになりそうだ。（共同）