渡米した井川 一時帰国で救援物資運搬「思ったより被害」

[ 2011年3月20日 14:41 ]

再渡米を前に心境を語るヤンキースの井川慶投手

 東日本大震災で被災した茨城県大洗町出身のヤンキース・井川慶投手(31)が20日、成田発の航空機で渡米した。

 キャンプ地の米フロリダ州タンパから急きょ帰国し、両親らの住む故郷に戻っていた同投手は「海側は思ったより被害があった。水とガソリンが不足していて、テレビでは分からないことが分かった」と、硬い表情で現地の様子を話した。

 マネジメント会社を通して飲料水や電池などの救援物資を集め、茨城県ひたちなか市と大洗町の災害対策本部に運搬したという。両親の住む辺りは断水が続いていたが、19日午後になって復旧したそうで「実家が大丈夫で安心した。友達も安否の分からない人はいない」という。今後も支援を継続する意向を明かした上で「自分は野球で頑張って、日本を逐一見るしかない」と語った。

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2011年3月20日のニュース