いまだに巨人依存体質?「1対5」で「1」が通る

[ 2011年3月20日 07:47 ]

 【セ・リーグ開幕29日に延期】

 最終的にはむろん全会一致だが、関係者によると、セ・リーグの決定は巨人の姿勢が色濃く反映されていた。他5球団は程度の差こそあれ、さらに延期を提案していた。

 ヤクルトなどはパ・リーグと同じ4月12日か、それ以降まで遅らせるよう主張したと聞く。阪神も追随した。4月8日の折衷案もあった。結局、他5球団は折れた。「1対5」で「1」が通る。古くからの巨人依存体質が見えるようだ。

 ナイター削減や9回打ち切りなど工夫は評価できるが、延期は3連戦だけで、パとは2週間も差がある。2004年の再編騒動でプロ野球は2リーグ制を維持し、生まれ変わろうとしてきた。日本プロ野球組織(NPB)は「より強固な組織」を目指し、10年にはコミッショナーとセ・パの3事務局を統合。大リーグのように日程編成も含めて一元化すべきだが、セ・パ別個の運営は変わっていない。まだ古い体質のままである。

 国難のいまこそ、連帯である。セ・パも労使も超えたプロ野球全体の姿勢が問われている。(編集委員・内田 雅也)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2011年3月20日のニュース