仙台に思いはせ…摂津 自己最長6回投げ6回零封

[ 2011年3月20日 06:00 ]

<ソ・ヤ>6回を3安打無失点に抑えたソフトバンクの摂津

オープン戦 ソフトバンク4―0ヤクルト

(3月19日 ヤフードーム)
 ソフトバンクの摂津がヤクルト戦で自己最長の6回を投げ、散発3安打の無失点に抑えた。

 先発転向で心配されるスタミナ面もストライク先行の投球で球数を87球に抑える頭脳的内容。この日は東日本大震災の復興支援試合として行われ、ユニホームの袖に喪章をつけてプレー。JR東日本東北時代に仙台で8年過ごした摂津は「自分としても特別な思いで臨んだ。今できることを頑張ろうと思った。なおさら結果が出て良かった」と神妙な表情で話した。

 ≪内川3打点も満足せず≫ソフトバンクの内川が2本の適時打と、犠飛で3打点を稼ぎ出した。初回1死三塁で中前打、7回1死三塁は左越え安打。5回は外角球を逆らわずに右犠飛にし、状況に応じて打てる打撃技術の高さを見せた。それでも初回にファウル2球で追い込まれたことに納得いかず「打たないといけない球がまだあった」とより高いレベルを求めた。初めて先発出場した右翼の守備については「自分の中ではどこでもやる気持ち」と前向きだった。

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2011年3月20日のニュース