中田「球場に来て寄付金を!」若者に支援訴える

[ 2011年3月20日 06:00 ]

左手だけでティー打撃を行う日本ハムの中田

 札幌ドームのチーム練習に参加した日本ハム・中田が東日本大震災で苦しむ人たちを救おうと、同世代の若者に支援の輪を訴えた。

 21歳の中田は「満員になるぐらいの勢いでファンに来てほしい。人がたくさん入れば入るほど寄付金も多くなる」。この日、日本ハム選手会(田中選手会長)は1000万円の義援金寄付を発表したが、中田個人でもすでに100万円を寄付している。イチロー(マリナーズ)の1億円、ダルビッシュの5000万円には及ばないが、通算9本塁打と実績がない入団4年目で、年俸1800万円の若手には大きな金額だ。

 「自分にとっても100万円はデカイ。でも、21歳の中田が100万円寄付したんだから“オレも入れよう”と思う若者がいるはず。金額は関係ない。コンビニで買い物したおつりでもいい」と言葉に力を込めた。20日からの阪神2連戦(札幌ドーム)はチャリティー試合。喪章をつけてプレーする。試合前は中田自身も募金箱を持って義援金をファンに呼びかける。「打席の中では野球のことだけに集中する」。困っている人を救いたい。同じ志を持つファンに対して、中田はフルスイングで感謝の気持ちを伝える。

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2011年3月20日のニュース