松坂が岡島が西岡が…米大リーグでも広がる支援の輪

[ 2011年3月15日 10:43 ]

東日本大震災の被災者支援の募金を呼び掛けるビデオ収録に臨むツインズのカダイアー(左)と西岡

 米大リーグで14日、東日本大震災の被災地を支援する動きが広がった。

 レッドソックスは松坂大輔、岡島秀樹両投手の呼び掛けで東日本大震災への義援金を集め、米国赤十字を通じて寄付すると発表した。球団のチャリティー部門の公式ホームページ上で、両投手が英語で寄付金を募る映像を流し始めた。

 ヤンキース戦前には田沢純一、正田樹投手を加えた4選手がユニホーム姿で入場ゲートに立ち、募金箱を手に支援を呼び掛けた。中には小切手帳を取り出して寄付するファンの姿もあった。松坂は「できることは限られているけど、小さな動きが集まれば大きな力になる。被災した方々が少しでも早く元気を取り戻せるように、その第一歩になれば」と話した。

 西岡剛内野手が所属するツインズも義援金を募る活動を開始した。この日のマーリンズ戦は本拠地のあるミネソタ州ミネアポリスに生中継され、試合前に収録したビデオで西岡内野手が「日本の被災者を支援するため、寄付をお願いします」と日本語で呼び掛けた。続いてマイケル・カダイアー外野手が「日本の悲劇は、われわれにとっての悲劇でもある」と協力を訴えた。

 西岡内野手はビデオ撮影後に「各国の協力しようという努力が見えた。一日も早い復旧を願うだけです」と話した。(共同)

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