斎藤、複雑な思い胸に…プロ初の先発マウンドへ

[ 2011年3月15日 06:00 ]

ノックで軽快な動きを見せる斎藤

 日本ハムのドラフト1位・斎藤(早大)が9日ぶりに実戦のマウンドに上がる。大地震の影響で、プロ初先発の予定だった13日の横浜戦(横浜)が中止に。15日にQVCマリンで行われるロッテとの実戦形式の合同練習に先発する。

 「自分が野球をできる喜びはあるけど、やっていいのだろうかという気持ちもある。自分たちが野球をやることで、被災地の人たちは本当に喜ぶのか…」。この日、鎌ケ谷での全体練習に参加した斎藤は複雑な胸中を吐露した。災害の様子はテレビで見ているといい、終始複雑な表情を浮かべた。余震の続く中、ランニングやキャッチボールなど軽めのメニューで調整。13日にはブルペンで47球を投げ込み肩は万全な状態だ。吉井投手コーチは「80球がメド。5回いってくれればいいね」と黄金ルーキーをプロ初先発の舞台へ送り出す。震災に心を痛めながら、斎藤がまっさらなマウンドに上がる。

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2011年3月15日のニュース