西武、本拠地でのオープン戦全5試合中止を決定

[ 2011年3月14日 06:00 ]

<西武練習>電光掲示板にスコアだけ表示し、照明を使わず紅白戦を行った西武

東日本大震災

 西武は13日、西武ドームで15日以降に行われる予定だったオープン戦全5試合を中止すると発表した。

 飯田則昭専務取締役は「今回の地震による電力供給の現状を考え、西武ドームでの全てのオープン戦を見合わせました」とコメント。西武ドームがある所沢市は14日から実施する東京電力の計画停電のエリアに入っており、予定されていた全体練習は急きょ中止になった。西武鉄道が運転を大幅に見合わせるため、通勤が不可能な職員には自宅待機の対策を取った。

 ロッテとのオープン戦が中止となったこの日は西武ドームで紅白戦を行い、照明は点灯せず、電光掲示板もスコアやカウント、スピードガンのみの表示と節電を徹底。予定通り8回まで行った。これでオープン戦は19日の横浜戦(横浜)を残すのみとなったが、渡辺監督は「野球をやっている場合じゃないというのが現状」と険しい表情で話した。

続きを表示

2011年3月14日のニュース