震災発生後初 巨人オープン戦開催「被災地を支援する試合としてやる」

[ 2011年3月13日 16:56 ]

 巨人は13日、岐阜市の岐阜長良川球場で14日に組まれている阪神とのオープン戦を予定通り開催すると発表した。東日本大震災発生後、プロ野球のオープン戦が行われるのは初めて。試合前に黙とうをささげ、収益は被災地に寄付するという。

 オープン戦を主催する巨人の桃井恒和球団社長は、岐阜市は震源から遠く、観客の安全を確保できることを理由に挙げた上で「被災者を思う気持ちはあるが、こういうときでも野球をお見せするのが、われわれの義務。被災地を支援する試合としてやる」と説明した。阪神の沼沢正二球団本部長は「趣旨に賛同した。うちはうちで別個に支援を考えている」と話した。

 11日に発生した東日本大震災では、当日のオープン戦のうち2試合が途中で打ち切られ、12、13日の試合はすべて中止になった。15日に予定している4試合も既に中止が決まっている。

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2011年3月13日のニュース