マー君 人命救助にフル回転、ツイッターで避難情報発信

[ 2011年3月12日 06:00 ]

東北地方太平洋沖地震

 楽天・田中が投稿型の簡易ブログ「ツイッター」で地震の被害を少しでも食い止めようと奮闘した。この日は登板がなく、練習後に明石から新横浜まで移動し、当初予定された13日のヤクルト戦(神宮)先発に備えるはずだった。だが、新幹線に乗車中に起きた地震による停電で足止め。急きょ名古屋泊に切り替えたが、そこからの動きは素早かった。

 まず「僕は大丈夫です!」と安否をファンへ報告。続いて本拠地・仙台市近辺の避難情報や、東北6県で公衆電話が無料になったこと、仙台市泉区でカレーの無料提供が開始されたことなどをツイッターでつぶやき続けた。リツイート(返信)と呼ばれる手法で、避難情報などを原文のまま発信。田中のツイッターは10万人以上にフォローされ常時閲覧されており「マー君は東北のフォロワーが多いと思うので」「リツイートお願いします」などの訴えに応えて貴重な情報を届け続けた。

 地震直後は電話はもちろん、携帯電話のメールなどもつながりにくい状態。ただ、ツイッターやフェースブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)メディアは、リアルタイムで快適なやりとりが可能だった。仙台に残っていたチームメートの辛島の安否も気遣い、無事も報告。離れたところから、人命救助へフル回転した。

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2011年3月12日のニュース