ダル代役の中村が好投　開幕ローテ生き残った

＜中・日＞日本ハムの中村は、先発し５回２安打無失点の力投

オープン戦 日本ハム３―０中日

（3月10日 岐阜）
　日本ハムの２年目右腕、中村が開幕ローテーション枠争いで生き残った。先発予定だったダルビッシュの登板回避で、急きょ２軍から呼び寄せられてのマウンド。「もうオープン戦では投げられないと思っていたので、チャンスを生かしたかった」と５回を２安打無失点で４三振を奪った。

　最速１４０キロの直球にも緩急をつけ、８５キロのスローカーブも駆使して、中日打線をほんろう。「きょうは遊び心をつけて投げられた。変化球がいいところに決まって、今までで一番良かった」と笑顔を見せた。

　１９歳の快投に梨田監督は「うちで一番緩急がつけられる投手。開幕５、６番手の１人」と評価。開幕まで１軍の登板機会はないため、１１日からは再び２軍で調整してその時を待つ。八木、糸数らとの争いの中で、０９年ドラフト１位がしっかりと存在感を見せつけた。