「1番・長野、3番・坂本」機能!1安打先制

[ 2011年3月4日 06:00 ]

<巨・西>初回、右前打を放つ長野

オープン戦 巨人3-7西武

(3月3日 東京ドーム)
 巨人の「近未来オーダー」が見事に機能した。初回、1番の長野が右前打で出塁。2番・脇谷が送りバントに失敗したが、長野はすぐさま二盗を決めた。脇谷も中飛で走者を進め、1死三塁から3番・坂本の左犠飛で先制点を奪った。

 「1番はやっぱり難しい。凡打の内容も大事になるので」。先制点はその長野の積極性から生まれた。先発・涌井の初球、145キロ直球を叩いた。球数を多く投げさせる1番打者の型にはまらず、通常通りの好球必打。そして犠打が決まらなければ、盗塁も決める。吉村打撃コーチは「どうしても連打は少なくなる。いい投手と対戦したときは初回のような得点は大きい」と評価した。

 これで3試合連続で「1番・長野、3番・坂本」をテスト。前日に2番に座った松本も、この日は9番で2打数2安打と好調だ。長野、坂本を軸とする近未来打線は、貴重な引き出しの一つになりつつある。

 ▼巨人・坂本(初回に先制の左犠飛)変化球を意識しながら、内角の直球をうまく打てました。

 ▼巨人・松本(追い込まれてからのノーステップ打法で2安打)状態はいい。ボールの見極めもできている。

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2011年3月4日のニュース