両軍30安打20得点!ヤクルト、オープン戦初勝利

[ 2011年3月3日 18:15 ]

ヤクルト戦に先発した日本ハムのダルビッシュ

オープン戦 ヤクルト11―9日本ハム

(3月3日 札幌ドーム)
 両軍30安打20得点という大乱戦。ヤクルトが7回に打者11人攻撃で一挙6点を挙げ、逆転でオープン戦初勝利を挙げた。日本ハムのダルビッシュは速球が走り、4回2安打無失点で5奪三振の万全な内容。新外国人のホフパワーが3号2ラン、4番に入った中田が2号3ランを放った。先発枠入りを狙うヤクルトの増渕は4、5回に崩れて5回6失点。

 日本ハムのダルビッシュが本拠地・札幌ドームでのヤクルト戦で今季オープン戦に初登板。ヤクルトは増渕が先発。

 初回、ダルビッシュは先頭の青木を三振に仕留めたが、田中、ホワイトセルに安打される立ち上がりも、無失点でしのいだ。

 3回、ヤクルトが2死二塁のチャンス。しかしバレンティンがダルビッシュの前に三振に倒れた。

 4回、日本ハム新外国人のホフパワーがその名の通り右翼席に特大の3号2ランを放ち先制した。

 ダルビッシュは4回を投げて初回の2安打だけ。初回、2番・田中への3球目が、自身の国内最速タイ156キロを記録するなど、ほぼ完ぺきな内容で開幕へ上々の仕上がりぶりをみせた。

 ヤクルトも反撃。5回、日本ハム2番手の根本から川本の適時打で1点を還すとその後、田中の左翼越え適時二塁打で逆転した。

 しかし、日本ハムはその裏、岩舘の適時打で同点に追いつくと走者を2人おいて、この日4番に座った中田が左翼席にドでかい3ラン!一挙4点を奪った。

 ヤクルトは6回、武内の右越え本塁打と川島慶の適時二塁打で1点差に迫った。その裏、日本ハムが満塁の好機を逃すと、ヤクルトは代わった金森に襲いかかった。

 まず無死一、二塁から代打ガイエルの適時二塁打で同点。さらに満塁として武内の2点適時二塁打で勝ち越し。川本、青木、田中も安打で続き、この回打者11人で6点を挙げた。
 この試合は乱打戦の様相。その裏、今度はハムが猛攻だ。ヤクルト3番手の一場から、先頭の糸井が左越えに1号を放つと中田の四球を足場に村田の適時打などでこの回3点を挙げ2点差に迫った。
 その後はともに無得点で試合終了。両軍30安打20得点という大乱戦だったが、ヤクルトはオープン戦初勝利を挙げた。

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2011年3月3日のニュース