スンヨプ古巣撃ち「「1本出てホッとしている」

[ 2011年2月20日 06:00 ]

<サムスン・オリックス>7回無死、李は中越え二塁打を放つ

練習試合 オリックス1―2韓国サムスン

(2月19日 赤間)
 日韓注目の一戦で魅せた。オリックスの李スンヨプ内野手(34)が19日、チーム今年初の対外試合となった韓国・サムスン戦(赤間)で打撃復活を証明する一打を放った。

 「楽しく試合をすることができた。1本(安打が)出てホッとしている。追い込まれていたし、打った球はボール球だったと思うけど、ヒットになって良かった」

 2打数無安打で迎えた7回の第3打席。カウント2ストライクから外角やや高めの速球を素直にはじき返すと、打球は左中間を深々と破った。待望の練習試合初安打は持ち前の長打力を生かした二塁打だった。

 「プロに入って初めて優勝を経験させてもらったし、一番思い出のあるチーム」。相手は韓国でプロ入りして以来、03年まで在籍した思い出のチームでもあった。試合前には母校・慶北高の先輩でもあるサムスンの柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督や打撃の師匠である金聲來(キム・ソンレ)打撃コーチと再会。打撃練習には相手選手から熱視線を送られた。

 “凱旋”ゲームには約50人の韓国メディアも集結。試合後には多くのインタビューを受けるなど再び母国での注目度は増している。「早く実戦の感覚を取り戻せるようにしたい」。巨人時代の低迷からの巻き返しへ、大砲が古巣からパワーをもらった。

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2011年2月20日のニュース