総出の指導でついにお目覚め?ヤクルト助っ人ド派手特打

[ 2011年2月19日 08:51 ]

ランチ特打でアーチ連発の(左から)ホワイトセル、バレンティンが笑顔でインタビューに答える

 ヤクルトのBW砲が覚醒の予感を漂わせた。まずは新外国人のバレンティンだ。ランチ特打で70スイングで柵越え14本。終盤の60、68スイング目に左中間へ130メートルの場外弾をかっ飛ばした。

 昨年6月から加入したホワイトセルも負けてはいない。中堅のスコアボードを直撃する150メートル弾を2連発するなど67スイングで16本の柵越え。昨季の4番は「徐々に(状態が)上がってきている。直撃の後は(スコアボードを)越えてやろうとして力んだけどね」と笑った。

 伊勢総合コーチは「この2人、特にバレンティンが打てば打線に厚みが出る」と期待をかける。バレンティンは右の大砲としてクリーンアップを担う予定だが、これまで紅白戦2試合を含む実戦3試合で8打数1安打。

 首脳陣、そして17日まで臨時打撃コーチを務めた元ヤクルト監督の若松勉氏(評論家)が総出で指導を施し、その結果がランチ特打で出た格好だ。「バットが外回りしていると指摘された。インサイドから出るようにやっているよ。いい感じで振れてきた」とバレンティン。19日の横浜戦(浦添)以降の実戦に先発出場する予定で、日本の投手に1日でも早い順応を目指す。

続きを表示

2011年2月19日のニュース