久保田、右肩痛再発!?紅白戦、登板予定なし

[ 2011年2月19日 06:00 ]

宿舎入りする久保田

 阪神・久保田智之投手(30)に18日、緊急帰阪の可能性が浮上した。ある首脳陣が「状態が上がらなければ22日に大阪へ帰す」と言及。故障を抱えていることになれば、帰阪後、精密検査を受けることとなる。

 猛虎が誇る鉄腕が、厳しい状況に置かれつつある。宜野座キャンプ中もただ一人、フリー打撃の登板はなし。打ち上げとなった前日17日も、ノースローのまま全体練習を終えていた。

 「久保田以外は全員が投げる」

 19日からの紅白戦を前に、首脳陣は登板のスケジュールを明かしたが、やはり久保田の登板は予定されていなかった。今後3日間の様子を見極めた上で、一定の方向性を示すことになる。

 故障箇所は現時点で明らかになってはいないが、勤続疲労もあり09年の春季キャンプでは右肩痛を発症した経緯がある。昨年は71試合にフル回転してチームの進撃に貢献したが、その影響で再び右肩痛が再発している可能性は否定できない。

 「調整法を変えるのは勇気がいる。現状の球数は少ないけど、開幕までには(周囲と)同じ球数になるだろう」

 前日17日には山口投手コーチが、アクシデントではなく調整法の変更も示唆していた。チームとしても状態が上向いてくることを祈るばかり。FA加入の小林宏、守護神・藤川との勝利の方程式“トリプルK”を完成させるためには、この男の存在は欠かせない。

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2011年2月19日のニュース