西岡走れ!マウアーから「グリーンライト」!

[ 2011年2月19日 06:00 ]

守備練習を行う西岡

 ツインズ・西岡が17日(日本時間18日)、チームの看板打者のマウアーから自由に盗塁していい権利、いわゆる「グリーンライト」を与えられた。天然芝での守備練習を終え、「下半身の体力が必要。ごまかしが利かない」と話した西岡が笑顔を見せたのが練習後のクラブハウスだった。

 バッテリー組がキャンプインしたことで、捕手のマウアーと初対面。マウアーは「(西岡が)やりやすいように手助けできればと思う。日本語にもトライするよ」とバックアップを約束。さらに「いつだって走りたい時に走っていい。2ストライクに追い込まれても打撃に悪影響はない」。現時点で2番・西岡、3番・マウアーの打順が有力視される中、主砲は自身のカウントなどの状況にかかわらず、積極走塁を奨励した。もちろん、最終的に権利を与えるのは首脳陣だが、マウアーの言葉が走塁面で西岡の背中を押すことになりそうだ。

 松坂との対戦が予想される28日(日本時間3月1日)レッドソックスとのオープン戦に向け、西岡は「楽しんでいる場合じゃない。しっかり打てるように集中する」。出塁すれば、遠慮なくその俊足をアピールしたい。

 ≪球団挙げてサポート≫ツインズが球団を挙げて西岡をサポートする。日本のプロ野球選手を迎えるのは初めてで、今後はミネソタの地元メディア以上に日本の報道陣が集まることが予想される。そこでヘルマン広報部長は日本語の名刺を用意して配布。「広報部長」が「局長、野球の報道部」と不思議な訳され方をしているが「ニシ(西岡)が野球に集中できるように、われわれも態勢を整えていく」と話した。

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2011年2月19日のニュース