4番奪回の練習法 大松 苦心の「逆手スイング」

[ 2011年2月16日 13:49 ]

 ロッテ・大松尚逸外野手(28)が今キャンプで取り組み続けている練習がある。バットを逆手に持ってのスイングだ。通常とは逆で、左手を下にしてバットを振る。この一見奇妙に映る動作が自身の打撃フォームの確認に役立つという。苦心して編み出した練習法で、不調を長引かせない対処法を探っている。

 どんな選手にもスランプはある。ただ、不振を長引かせないのが本当の一流プレーヤーだ。

 「確認作業です。腕の自由がなくなるので、左手を強く押し込んで、右手首を返さないと打球が飛ばない。これをやった後に順手に戻すと、バットの出がスムーズになる」。大松が打撃フォームを崩した際の引き出しとして考案したのが、普段とは逆に左手を下にしてバットを握っての打撃練習。スイングスピードが出ない分、理想の軌道でのスイングを意識しやすくなるという。

 大松は本来、体重を前にかけて飛距離を出す打撃フォーム。ただ、昨季は左足に体重を残して軸回転で打つ新フォームに着手した。だが、軸足に体重を残すことを意識するあまり下半身を使えず、一度は4番に座りながらシーズン終盤は8番まで打順が下がる長期の打撃不振に陥った。それでも今季も内角球を打つ際には、軸回転打法を継続。「内角は強い打球を打ちたくてファウルが多い。まだ、開きが早いので、一気に回転で打ち返せていない。いかに力まず打てるかですね」と話す。

 15日のシート打撃では、川越の内角球に対して、両腕を畳んでコンパクトに回転して対応。右翼席に運んだ。「体がうまく反応してくれた。そういう練習をしてきたから」。不振脱出法の引き出しが増えれば、波のないシーズンが送れる。

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