稼頭央 日本復帰“初打席”でマー君撃ち!

[ 2011年2月16日 06:00 ]

紅白戦の1回裏1死、松井稼が田中から中前打を放つ

◇紅白戦 紅組4-4白組

(2月15日 久米島)
 楽天に新加入した松井稼頭央内野手(35)が紅白戦に「2番・遊撃」で初出場し、初回の第1打席で田中将大投手(22)からいきなり中前打を放った。8年ぶりの日本球界復帰で初打席初安打。守備でも元メジャーコンビとして岩村明憲内野手(32)と三遊間を組み、軽快な動きを披露。強烈な存在感を示し、若いチームに新風を吹き込む。

 球筋を見るつもりなどなかった。松井稼は田中の初球、146キロ直球に迷うことなく打って出た。ファウルにこそなったが力負けしない鋭いスイング。1 ボール1ストライクからの3球目低めのスライダーを中前に運んだ。

 「田中はあれだけの投手なので追い込まれる前に打ちたかった。久しぶりの実戦だったので、楽しくやれた。早く試合がしたかったので良かった」

 8年ぶりに日本球界に復帰しての初実戦、その初打席でいきなり快音。それも日本球界を代表する投手から打ったことに価値がある。メジャーで苦しんだ悔しさをぶつけた。09年に日米通算2000本安打を達成したが、その後は打撃不振に陥った。昨季も復調できずにアストロズを5月で解雇。失った輝きを取り戻すため、例年よりも1カ月早い10月末から自主トレを開始した。打棒復活へ、キャンプでは初日からフォーム修正に取り組んだ。メジャーでは動く速球への対応から体の近くまでボールを引き付けていた。後ろに重心を残す一方で、バットに当てたい意識から上半身と下半身のバランスを崩した。

 そこで西武時代の打撃を見直した。「頭をトップに両足でできた三角形を崩さず体重移動しながら打つ」と田淵ヘッド兼打撃コーチ。フリー打撃をビデオ撮影し各クールごとのフォームを見比べた。その結果、明らかに左打席が課題だった。松井はもともとが右打ち。そこで首脳陣は右打席のビデオを左打席に反転した映像を松井に見せた。右打席ではスムーズな体重移動で打っており上体だけが突っ込む左打ちの修正に役立った。その左打席で田中から安打した。

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